★美味しさと安全の旅~コーヒーマイスター石田
まずは中南米に飛んでみましょう。
・世界第一位の産出国ブラジル
コーヒーの生産高の動向は国際相場に大きな影響を与えているそうです。大農園が広がるブラジルでは、住宅・教会・学校なども整備されているところも!それだけこの国にとってコーヒーの生産は国民の生活を支える重要なものといえます。最近では干ばつの影響で花は少ししか咲かず、4年ぶりに大幅減産されるという問題がありました。このためニューヨーク商品取引上でコーヒーの先物価格が先月比10%も引き上げられて高値で取引されたそうです。
・国民の10人に1人はコーヒー関係者のコロンビア
コロンビアの産業もコーヒー抜きでは語れないといいます。生産量はブラジルに次ぐ第二位。標高5000mを超えるアンデス山系で、高度による気候の違いを利用した耕作が行われてきました。農園のほとんどが山の斜面にあるため、人手に頼っているそうです。こうして育てられたコロンビアのコーヒーは大粒で形も色も美しく、味も優れているので高く評価されています。
・戦後、農業の機械化が急進し、コーヒーの生産量が倍増したメキシコ
気候は北の温帯と南の熱帯にわけられます。コーヒーは生産される標高によって格付けされ、標高1700m以上のものは、ストリクトリーハイグロウンと呼ばれるそうです。生産量の約70%はアメリカ合衆国に輸出されているそうです。
・人口の6割強が先住民のグアテマラ
この先住民たちがコーヒー産業の発展に寄与してきたそうです。初めは、修道士が苗木を持ち込んだことが発端でした。ほとんど600~1500mの山の斜面で栽培されていて、こちらも標高によって7段階に分類されます。大粒で品質が良いことで知られていて、アメリカやドイツ、日本に輸出されています。
・その国名の意味は「森と水の国」ジャマイカ
島の東部に最高峰ブルーマウンテン山脈が東西に伸びていて、昼夜の温暖差が大きく霧の発生も多いことから良質のコーヒー産地となっています。そこで育てられた名品が皆さんご存知ブルーマウンテンです。ジャマイカでは4種が生産され、この85%が日本に、残りはアメリカやヨーロッパに輸出されています。ほとんどがわが国日本に輸入されているなんて!日本人は贅沢者です。 そして私が今、一番行ってみたい国のひとつです。
他にはエルサルバドルやコスタリカ、キューバ、ホンジュラスなどがあります。
生産面ばかりが注目されがちですが・・・
中南米諸国でも、もちろん消費されています。でも飲用スタイルは様々!ちょっとご紹介します。
ブラジルでは・・・
一般の家庭では、深炒りのコーヒーを極細挽きにして布フィルターで抽出。
砂糖を入れておきデミタスカップで飲みます。お店では、エスプレッソが主流。砂糖を豪快にたっぷりいれてグイっと飲み干す。ブラジル流「カフェ・ジョー二」。
メキシコでは・・・
深炒りのコーヒーを細挽きにして水と一緒に鍋に入れ、火にかけて混ぜながら沸騰しないように煮出し、それを布フィルターで濾して飲む。メキシコ流「カフェ・デ・オーヤ」。シナモンの粉や、塩を入れることも・・・。
ジャマイカでは・・・
中炒りのコーヒーを中挽きにしてペーパーフィルターなどで抽出する日本と同じ淹れ方です。レギュラーカップにたっぷりのコンデンスミルクと砂糖を入れ、時には塩少々加えるのがジャマイカ流。またハンドル式のエスプレッソ抽出機を使うことも・・・。
次回は、アジア・太平洋地域に行ってみましょう。

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