★コーヒーの神器!ミルの秘密~コーヒーマイスター松崎
「コーヒーの粉砕時に発生する熱によって味と香りが著しく損なわれる?」
これは一体どういうことか?考えてみると...豆を挽くときに生じる金属熱、そう摩擦熱を意味している。新鮮な豆をミルで挽き、コーヒーをたてるとおいしいが実際、このプロセスで熱の発生を防ぐことは不可能に近い。矛盾するがこの熱の発生とミルの構造との関係を探ってみた。挽きかたは大きく分けて2種類に分かれる。一つは多くの手挽きミルのように石臼で削り潰す方法、もう一つは店頭で毎日使っている業務用のミルのように、鋭い刃で切り刻む方法。前者を"グラインディングミル"、後者を"カッティングミル"という。
大量の豆を瞬時に挽くカッティングミルは速いだけに、熱の発生が多く見えるが、実はゆっくりゴリゴリーっと挽く手廻しミルの方が多い。となると、日々店頭で手回しミルをお薦めしていることは良いことなのか?簡単に言えば、時間をかけて潰すよりコーヒー豆を刃で切り刻むほうが熱くならないということ。特徴をまとめてみると...
・摩擦熱が出やすい
・メッシュ(粉の粗さ)がばらつきやすい
・微粉が出にくい
・摩擦熱が出にくい
・メッシュが均一になる
・微粉が出にくい
この特徴を比較すると、業務用タイプのミルの性能が良く誰にでも薦めたくなるが、まず家庭で普及することは考えられない。なぜなら、ご承知の通り、高額(安いものでも20万円)だからだ。やはり手軽に楽しめる、比較的安価な手廻しミルの人気は根強い。部屋のインテリアにしている人も多いのだ。それでも少しこだわって頑張ってみようという方には、カリタ社製のナイスカットミルを薦める(価格は2~3万円くらい)。すごいのは、見事に業務用ミルをコンパクトにした構造だ。コーヒー好きには憧れのミルといえる。
熱の発生をミルで考えると、まるで家庭ではせっかく買ったコーヒーを挽きたてで飲んでもミルで台無しのように感じるかもしれないが、店で豆を買っている方は安心しても良いだろう。新鮮なコーヒー豆は多少の熱がかかろうと挽きたてであればおいしいことに変わりはないのである。ゆっくりと時間を費やし豆を挽いていると、心身ともにリラックスする。ここに手廻しミルの魅力がたくさんあるのだ。
店のカッティングミルは、粉で購入される方のために、できるだけ鮮度、味の負担がかからないようにと使われている。
余談になるが、豆には種類によって繊維の固い浅煎り豆(コーヒーの成分がたくさん残っているため)と、柔らかい深煎り豆があり、挽くときの力加減が異なるのだ。つまり、熱の発生も両者で違うのでsる。(浅煎り豆の方が負担がかかる)焙煎度合いとミルの摩擦熱...切っても切れない関係!

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