★ネルドリップは美味しい?~コーヒーマイスター西崎
同じドリップ式でも「ネルドリップ」と「ペーパードリップ」の違いは何でしょう?
①コーヒーをろ過する材質の違い...
・ネルドリップ=布
・ペーパードリップ=紙
②ろ過するフィルターの構造上の違い...
・ネルドリップ=布フィルターそのものでコーヒーの液体をろ過する
・ペーパードリップ=ドリッパー(ロト)という支えがある
この二つが最大の違いではないでしょうか。
①材質の違いについて...
ペーパードリップはネルドリップを扱いやすく、簡素にしたものと言われています。そこで、ネルフィルターをペーパー用のドリッパーに乗せて、ペーパーフィルターと同じ条件でコーヒーを抽出してみるとどうなるのだろう?ということで実際にやってみました。
※写真はカリタの三つ穴ドリッパーにネルフィルターを合わせてみたもの![]()
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(ネルとドリッパーは、ほぼ形は合っているがペーパーに比べてピッタリとは納まらず、密着していない)
これにコーヒー粉をセットして抽出してみます。
ろ過される(抽出)速度はそれほど違いはありませんでした。味については、やはりネルドリップを使ったコーヒーは、コクや甘味、酸味、苦味などあらゆる味がしっかりと感じられました。ペーパーフィルターで抽出したコーヒーは、ひと言でいうと「すっきりしている」、ネルに比べると味わいが単調で、少し物足りない味に仕上がります。
なぜか?
ネルに比べてコーヒーの旨み成分も一緒にろ過されているのではないか?その旨み成分とは...
その正体は...油分(脂肪分)
ネルフィルターは5回、10回、何10回と繰り返し使用し、布目に油分が入り込むように、ある程度は油分がろ過されます。対してペーパーフィルターは蒸らしの段階でお湯でフィルターが濡れてしまうので、その水分がコーヒーの油分を受け付けない、ろ過させないわけです。
だから油分のろ過されないペーパーフィルターで淹れたコーヒーがある意味、物足りないと感じたのだと思います。油分~えっ!あぶらが入っているの?とあまり良いイメージではないかも知れません。でも油分もれっきとしたコーヒーの旨み成分であるということがいえると思います。

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