★それどこ?なコーヒー生産国~コーヒーマイスター西出
エルサルバドルの代表的なコーヒー産地は西部の「サンタアナ州」、中部の「ラリベルタ州」「サン・サルバドル州」、東部の「ウスルタン州」などです。品種はほとんどがアラビカ種で、その95%は水洗式(ウオッシュド)で仕上げられます。等級の分類は他の中米の生産国にも見られるように、「標高」によって分類されます。標高が高い順に、
SHG(ストリクトリー・ハイ・グロウン)標高1200~1500m
HG(ハイ・グロウン)標高900~1200m
CS(セントラル・スタンダード)450~900m
この3つです。高地になるほど高額で売れる「良質なコーヒー」なわけです。
しかし、この国だけに言えることではありませんが、近年コーヒー豆の国際価格が急落したことや環
境問題により、農園を手放してしまう農家の人が増えています。森林伐採もすごく急速に進んでいて、都市化のために土地を譲るケースも多いそうです。
このエルサルバドル産の珍しいコーヒー豆を紹介します。
『サンタテレサ』という豆で、キャラバンサライでも期間限定で販売中です。(詳しくはWEBでどうぞ)
この豆はパカス種(この品種も珍しいんです。)と、マラゴジッペ種を掛け合わせたハーフ!の「パカマラ種」です。エルサルバドル特有の品種なので希少価値が高いといわれています。店頭で焙煎工場から届いた豆を最終チェックとして"ハンドピック"しているのですが、このサンタテレサは見た目も特殊で、他の豆たちに比べて1粒1粒が大きいのです。モカなど小粒の豆の後に見ると「おっ!」ってびっくりしてしまいます。(写真右がサンタテレサ)
この国の95%が水洗式だと先に書きましたが、この豆がユニークなのは、その水洗過程で使う水として天然温泉水を利用しています。(きっと豆たちも気持ちいいでしょうね♪)
この豆のもう一つの特徴が「環境」に配慮したコーヒーだという点です。
JAS認証の有機栽培なのに加え、「レインフォレスト」認証なんです。最近では時々耳にしますね。熱帯雨林と、そこに暮らす先住民と動植物の保護が目的のNGO団体です。コーヒーの他には、カカオやバナナ、花などもあり、エルサルバドルはもちろん、コスタリカやグアテマラ、メキシコなども対象国です。このレインフォレストの豆を買うと間接的ではありますが、生産者の生活も安定し、それによる技術の向上が望めるため、安全安心の良いコーヒーを消費者は買い求めることが出来る...
そういうサイクルにもなっています。このレインフォレストのまーく、見た目がかわいいんです。カエルのマークなんですね。何故カエルかというと、カエルはすごく環境の変化に敏感で、自分の住んでいる環境が汚染などで悪化すると、一番最初に姿を消してしまう生き物だから...だそうです。カエルがたくさん生息していることが、環境が保護されているというバロメーターにもなるんですね。

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