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ブレイクタイム with コーヒー


スペインのコーヒー事情①

★ブレイクタイムwithコーヒー~コーヒーマイスター岩邑

spain_n_150.gif数年前になりますが、スペインでコーヒー事件が起こったのを知っていますか?

スペインの首相ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ氏が市民100人の質問に生放送で答えるという番組の中で、「コーヒー1杯の値段を知ってますか?」という問いに首相は「80セント」と回答したことが発端で事件が起こりました。現在、首都マドリッドでのコーヒーの値段は1杯、1ユーロ20セント前後。ユーロ導入以前は100ペセタ前後(=60セント)だったのですが、導入翌日には一気に1ユーロに価格が値上がりしました。しかし、サパテロ首相が「80セント」と発言したのには理由がありました。スペインの国会議事堂内にあるカフェテリアでは、今でもコーヒー1杯70セントで売られているのです。この生番組の後日談として翌日、サパテロ首相は国会議事堂でコーヒーを頼み、70セントを払い、自分の回答が正しかったことを証明して見せたのだとか。このことがきっかけでスペインの新聞社のホームページでは「あなたの街のコーヒー1杯の値段は?」というアンケートを実施。1時間で3,000以上の回答が集まり、

1.10~1.40ユーロが最も多く、55%以上を占めたそうです。また地方都市では、「首相に敬意を表して、本日コーヒー80セント」と紙を張り出し、ちゃっかり便乗商売をするところもあったとか...。

そんなスペインですが、皆さんはスペインというと何を思い浮かべますか?"闘牛とアンダルシアの青い空"くらいしかパッと浮かばないのですが、ではどんなコーヒーライフを楽しんでいるのでしょうか?

コーヒーの消費量として、1人あたりの飲む量は年間約420杯。日本が約300杯なので、100杯ほど多くスペインの人たちは飲んでいるようです。実際には日本の消費量には缶コーヒーが含まれているので、レギュラーコーヒーに限って比べた場合はもっと差がでてきますね。

コーヒーが無くては食事が始まらない!と話すくらいコーヒーが好きなスペインの人々。また、コーヒーが苦手な方もスペインで飲めばコーヒー好きになるとのこと。いったいどんなコーヒーなのでしょう。

スペインのコーヒーは種類が多いことで知られています。イタリアの影響が大きく、基本はエスプレッソが主流です。その中でも、「カフェ・コン・レチェ」と呼ばれるものが有名で、エスプレッソに熱くした牛乳をたっぷり入れたもの。割合は、コーヒー5:ミルク5。これにたっぷりの砂糖(10g)を良く溶かして飲みます。韓国同様大変甘くして飲むスペイン。コーヒーに始まり、ウーロン茶や100%オレンジジュースにまで砂糖を添えて飲むのだとか...。

その他に、アイスコーヒーがありません。その代りに「カフェ・コン・イエロ」と呼ばれる飲み物があります。これは、エスプレッソと一緒に氷が5~6個入った大きなワイングラスが運ばれてきます。砂糖を溶かしたエスプレッソをこの氷が入ったグラスに注いで作るアイスコーヒーなんです。冷たい「カフェ・コン・レチェ」も同様に、氷の入った大きなワイングラスが運ばれてきて自分で作るのです。090122_1.jpg

スペインの人たちは猫舌の人が多いのか、冷たいミルクを一緒にオーダーしてエスプレッソに注いだりする人もいるのだとか...。

寒い朝には温かいエスプレッソや「カフェ・コン・レチェ」で流れるスペインのコーヒータイムを過ごしたいですね! この続きは次回に。

 



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