スペシャルティコーヒー豆紹介
ブルーマウンテンとは
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ジャマイカのブルーマウンテン山脈の特定地域で栽培されるコーヒー
ブルーマウンテンの産地はカリブ海に浮かぶジャマイカにあります。 標高2256メートルのブルーマウンテンピークを中心に、島の東部を東西に走る山脈。その中腹にブルーマウンテン地区がありジャマイカの法律で定められたこの地区で採れるコーヒーだけが「ブルーマウンテン」の称号を与えられます。
首都キングストーンから車で1時間あまりの山道を走れば農園に到着。この地区は世界が羨むほどコーヒー栽培に適した自然条件を備えています。日当たり、風通し、降水量、肥沃な土壌そして、昼夜の寒暖差がコーヒーのコクや甘みを育んでくれます。午後涼しくなったと思ったらあっという間にあたり一面「ブルーマウンテンミスト」と呼ばれる霧が発生し、強い日差しを和らげ樹木に湿り気を与えます。
毎年3月から4月にかけ3日間だけ白い花を咲かせたコーヒーは恵まれた自然の中で育まれていきます。収穫シーズンは11月から3月で最盛期には100人以上の人が急な山の斜面に植えられた真っ赤に熟した赤い実をひとつひとつ丁寧に手摘していきます。
丁寧に手摘みされた珠玉の豆を天日乾燥し、さらに厳しくハンドピック
摘み取りの終わったコーヒーチェリーは果肉を除去し、きれいに水洗した後に乾燥場に広げて天日で丁寧に乾燥されます。十分に乾燥を終えたら品質を安定させるため2ヶ月間じっくり倉庫で寝かせて、仕上げの段階で硬い殻を取り除き粒の大きさ、重さで分別され、さらに手選別で欠点豆を取り除いた後にジャマカコーヒー産業公社(CIB)の最終検査が行われます。
なんとこの世界一高級で高価なブルーマウンテンの大半が日本に輸出されています。日本人のブルーマウンテン好きには驚かされます。ジャマイカではコーヒーの生産者の4分の1はブルーマウンテンを生産していますが、その他の地域でもコーヒーは生産されております。案外他のコーヒーのことは日本ではあまりよく知られていないようです。
今回改めて私が注目したのは、ブルーマウンテンNo.1以外のブルーマウンテンや他の地域の高地産のコーヒーはブルーマウンテンより美味しくないのかと言うことです。
これほどのコーヒー栽培適地で他にも、もっと美味しいコーヒーがあるはずとサンプルを取り寄せカップテストを繰り返し試してみました。やはり思った通り、豆のサイズは少し小さいですが味はクリーンでブルーマウンテンNo.1と変わりなく楽しめるコーヒーがありました。
ジャマイカコーヒーの品質及び等級には規格分類があります
☆ ブルーマウンテンと呼べるのは法律で指定されたブルーマウンテン地区だけで栽培されたものです。
☆ ブルーマウンテン地区以外の高地で栽培されているコーヒー。
☆ブルーマウンテン地域以外で栽培されたコーヒーで標高は中程度とされています。 | ||||||||||||||||||


